【学びのアウトプット】エッセンシャル思考で多くの選択肢から自分にとっての唯一の選択をする方法とは?

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「人の頼みを断れない」
「みんなに流されやすい」

そんな悩みを持つ方におすすめです。

こんにちはぴけです。今回は、グレッグ・マキューンさんの「エッセンシャル思考」という本から得た学びを共有していきます。

この本は、たくさんの情報であふれる現代で自分にとって必要なものを極める、エッセンシャル思考について紹介されています。

記事を書いている僕自身、エッセンシャル思考を意識することで思考がクリアになり、やりたいことに集中できるようになりました。

 
この記事では、「エッセンシャルな選択」ということにフォーカスして3つの章から得た学びを共有していきます。

目次

  • 選択 ― 選ぶ力を取り戻す
  • トレードオフ ― 何かを選ぶことは、何かを捨てること
  • 選抜 ― もっとも厳しい基準で決める

 

選択 ― 選ぶ力を取り戻す

「もしもたったひとつのことしかできないとしたら、自分は今、何をやるか?」

ー引用ー

この言葉は、本書の登場人物が将来に役立つと思って選択肢を広げすぎた結果、どれも中途半端になり、不安な毎日を送っていた際にふと自分に問いかけた質問です。

登場人物の答えには、広げていた選択肢に関すること言葉はなかったそうです。

ここから考えられることは、選択肢を広げることに注力し、選択することを放棄していたということです。

選択肢は、状況によって、たくさんある場合や少ししかない場合がありますよね。 

しかし、その中から選択しているのは、自分自身です。

すべての選択肢を選択する人や一つの選択肢のみを選択する人もいます。

この章では、「選ぶ」ことを選ぶことこそがエッセンシャル思考に必要であると述べられています。

一方、非エッセンシャル思考の人は、その選ぶ力を自分から手放してしまうとあります。

すべてを自分で選択するのってすごい難しいことですよね。

断れず、他人に流されたりするときもあると思います。

しかしそれは、他人に自分の選択をさせていることになります。

つまり、自分の人生を他人に任せているということです。

僕は、この章で選択することの大切さを学び、自分の意志を持つことを大切にするようになりました。自分で選択することで、初めて後悔のない人生を送れるのではないのかなと思います。

 

トレードオフ ― 何かを選ぶことは、何かを捨てること

みんなを優先するのは、誰も優先しないのと同じだ。

ー引用ー

これは、先程の「選択」の章とも密接なつながりがあります。

自分の意志で選択ができるようになってもすべてに「イエス」と言っていては、どれも中途半端になってしまいますよね。

「何かを選ぶためには、何かを捨てる」というトレードオフは、それを防ぐための考え方です。

トレードオフの考え方では、選択肢に対して、どれに全力を注ぐかで考えます。決して、どうしたらどちらもできるかと考えません。

ここまででエッセンシャル思考では、自分で選択し、トレードオフを意識するということを説明しました。

しかし、何かを選択するには、体力を消耗します。

ここで僕がおすすめしたいのは、「100の基本」という本です。簡単にいうと、自分の価値観や考え方などをメモしておくといういうことです。

僕は現在は、54個メモしてあります。

自分の基本を持っていると、選択する際の指標になります。

これにより、自分の基本に基づいた選択肢に「イエス」と言い、その他の選択肢には、「ノー」ということができます。

当ブログでも解説しているので参考にどうぞ。

【目次ピック】「100の基本」から3つを深堀り

 
ピックアップ目次
・孤独は人間の条件と知る
・「絶対」「普通」という言葉を使わない。
・いつもバランスを整える。美しい調和を心がける。

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選抜 ― もっとも厳しい基準で決める

90点ルールのすぐれた点は、粗末な選択肢を容赦なく切り捨てられるところだ。しかもシンプルな数字で決めるので、選択が合理的・論理的になる。直感や感情の入り込む余地はない。厳しすぎるルールに思えるかもしれないが、妥協すれば自分が損するだけだ。

ー引用ー

前の章では、僕が選択の指標にしている「100の基本」について紹介しました。

この本では、選択の指標として90点ルールを用いています。

90点ルールは、選択肢に対して、100点満点で点数を付け、90点未満の点数は、すべて切り捨てるという考え方です。

少し厳しい指標ですよね。

僕も90点ルールをやってみましたがなかなかほぼすべてに「ノー」と言うことは、難しいです。

しかし、90点ルールを取り入れて変化することがありました。

それは、学校の課題に対してです。学校の課題は、ほぼ強制的にしなければいけません(留年するので)。90点ルールを取り入れる前は、何となく、ダラダラ課題をやっていた感じでした。しかし、90点ルールを取り入れてからは、どうせやる選択しかないなら90点にしようとする意識に変わりました。

僕の経験からも90点ルールは、選ぶ際の基準だけでなく、その高い基準であるゆえに選択したものに対して、全力で取り組むことができるようになります。

前の章の「自分の基本」とこの章の「90点ルール」のどちらかでも選択の指標にしてみるのはどうでしょうか?

 

まとめ

今回は、「エッセンシャル思考」という本から、「エッセンシャルな選択」についてフォーカスし、紹介しました。簡単にまとめると、「エッセンシャルな選択には、自分で選択することを放棄せず、「自分の基本」や「90点ルール」などの選択の指標からトレードオフを常に意識する。」です。この「エッセンシャルな思考」を身につけることで本当にやりたいことに多くの時間と体力を使えるようになります。

本書では、選択だけでなく、遊びや睡眠などのさまざまな場面でのエッセンシャル思考についても述べられています。エッセンシャル思考身につけることが自分の中で90点以上の人は、ぜひ読んでみてください。